チョコチップ劇場

Takayoshi Kajiwaraの〜チョコチップ劇場〜

そうめんの作り方

先日、会話の中で「あの人は誰々に似てる」みたいな、



身近な人を有名人で例えるなら誰だっていう会話をしている中、







とある人から「おまえは〇〇に似てる」って言われました。







どーも、ピーマンです。











さて今日は、







「人って今と昔じゃやっぱり言いたいことも変わるよね」って話をしたいと思います。



今、できることなら過去のあの時に戻って、取り消したい言葉があるんです。















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わたくし、



今年で27歳になるんですが、



今のいままで、そうめんが作れなかったんです。







うどんやらーめん、ちゃんぽん、パスタなんかは全然作れるんですが、



そうめんの作り方をまっっっっっっっっったく知らなかったんです。







大学生のとき、jumboくんの部屋でみんなでゲームをしていたら、



「食べる〜?」ってjumboくんがそうめんをお盆に載っけてきました。







最初は「おっいいね〜」「おつだね〜」なんて言いながらズズッといってたんですが、



そのとき食べているそうめんをjumboくんのお母さんではなく、



jumboくん自身が作ってもってきたことを知り、



驚きすぎて、むせてホントに鼻からそうめんを出したことがあります。







もう、それ以降僕からjumboくんに向ける眼差しは「尊敬」以外のなにものでもないですよ。







jumboくんと廊下ですれ違う際は



「ねぇ、見て、あの人あの歳でそうめんよ!



よわい19歳でそうめんを作れるのよ!ステキ!」と、



胸の中一人でワーキャー言ってたものです。







去年久しぶりに会った時も僕はjumboくんの肩を“ポンっ”と叩いて、



「お前はそうめんを作れるから凄い!」と褒めました。褒め続けています。







そうやって褒める度にjumboくんは



「いやいやいやいや全然すごくない!すごくないから!!」とか、



「あんなん湯がいて、水につけて終わりちゃ!!」って返してきます。











・・・😂偉い!! 







偉いよ!jumboくん!!







あんな離れ業が出来て、なおかつ調子に乗らず自分はすごくないと謙遜の言葉を貫き通すなんて!











この毅然とした対応・立ちふるまい・そして迫力、



まるで真より「自分はほんとにすごくない!」と思っているようで、こっちが戸惑う。



僕のjumboくんに対する尊敬レベルはどんどんどんどん上昇していくばかりでした。















そして、つい先日のことです。







「あー腹減った〜」と昼過ぎに起き、



何か食い物はないかと台所に行き、冷蔵庫を「バカッ」っとのぞく。











すっからかんでやんす。







それは前の日の夜も確認したのでわかっていました。



つまり、前の日の夜から何も食べてないという、一歩間違えたら餓死するこの状況・・・。



そんな中で五感が研ぎ澄まされていたのか、僕はフッっと視界にあるものを捉えました。



















僕はテーブルの上にそうめんを見つけたのです。







「・・・ごくり」







生唾をのんだ理由は何もお腹が空いたからだけではありません。







目の前にあるのはそうめん。



その時のそれは、お母さんかjumboくんしか作れる人がいないと信じていた。







そう、あのそうめんなのです。







「・・・くっ!」











「もう俺は餓死するしかないのか!!・・・くっ!」















「・・・くっ!」















「・・・くっ!」















「・・・くっ!」















ガサ!



くっくっく!を「いっせーのっ!」のテンポに合わせ、「せいっ!!」とそうめんを鷲掴みにする。



そして僕はおもむろにそのパッケージの裏面を見ました。











そうです。作り方を見たのです!











今までの僕のそうめんのイメージはこう



















おわかりいただけるだろうか・・・



とてもじゃないけどこの木の箱の裏には作り方なんて書いてなさそうな、



まるで「うちはいちげんさんはお断りしとんどすえ〜(あっち行け!この腐れピーマン!)」と言わんばりの敷居の高さ。



実際ある!ほんとに作り方が書いてなくてやぎもぎした覚えがわたしにはあるんです!







しかしどうしたことか、



今目の前にあるこれ。













わたしは木箱からガラリと装いを変えたこの袋型パッケージを見た時、ひとつの予測をたてました。



それはこうです。



“この袋の裏には今まで20余年生きてきて解らなかった『そうめんの作り方』が絶対に書いてある”



















ってね。















「せいっ!」 叫ぶ



「ガシっ!」 掴む



「クルっ!」 裏返す







あったーーーーー!!!!!!!!



作り方  あたよーーーーー\(^o^)/!!!!!



ワタス、ミツケタヨー!!







しかし、ここで舞い上がってはいけません。



なぜなら私達はそうめんを作り上げたのではなく、



そのヒントを得ただけに過ぎないのですから。







そこにはこう書いてました・・・。







(一言一句覚えてはいないのでその時のイメージで書くと)



1.沸騰させて水にそうめんを入れて2分湯がく



2.ざるに上げて水で冷やして氷水にぶち込む



3.つゆ付けて食べろ



終わり。(薬味はお好みでどうぞ♡)
















・・・











えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええーーーーーーーーーーー!!?















かんたんじゃないか!











早速作ってみる!











かんたんじゃないか!!











食べて見る!











うまい!













うそだろ・・・。



むしろコレ系で一番かんたんじゃないか!!















<かんたんじゃないか。









ゴ・・・







ゴ・・・







ゴゴゴ・・・







jumboゴルァァァァァああああああ!!!







ぜんっっっっぜんすごくないやないかお前はこらぁァァァァああ!











jumbo「そうめん食べるー?」



昔の私「いいね〜。おつだね〜。」







「ズズーッ」







昔の私「おばちゃんにありがとうって言っといて」



jumbo「なんで?」



昔の私「いや、そうめん作ってくれたから・・」



jumbo「これ俺が作ったんやけど?」







昔の私「・・・ブフッ!」



「ままままままままマジで~!?ゲフっ!す、スゲー!!お前スゲー!!!」



























今の私「すごくねーわ!!!!」